コーティング

■ボディ研磨

車のボディは乗っていても乗っていなくてもどんどん劣化していきます。
新車の時はピカピカでも、走行中に空気中を舞うホコリや鉄粉がボディに付着し、洗車をすればタオルとの摩擦で傷が付き、雨が降れば雨ジミ(シリカスケール)ができ、駐車しているだけでも太陽の紫外線にさらされ艶が無くなっていきます。

しかし、劣化した塗装面を研磨剤とポリッシャーによって磨く事で新車時の輝きを取り戻す事ができます。
中古車でも新車のような輝きがよみがえります。当店はポリッシャー業界で最高の性能だと噂されるToyXという研磨機と、そのベースとなるシングルポリッシャーを二つ所有しております。状況によって使い分けし、傷の深いところは傷を目立ちにくくするに留めて最小限の研磨で艶を再現します。

また、研磨剤(以下コンパウンド)は3Mのウルトラフィーナシリーズをメインに使用しております。他のコンパウンドとは比にならない高価なコンパウンドですが、作業性と仕上がりの両立を実現している良い製品です。ウルトラフィーナ以外のコンパウンドもすべて3M製のコンパウンドを数種類取り扱って大切なお車を磨き上げます。

以下、当店での施工例です。

例1)
平成22年(7年落ち)のトヨタbBです。
納車前に軽めに磨きを掛けましたがこの艶です。もう少し時間を掛ければまだ磨きこむ余地がありましたが、特にご用命いただいた物ではありませんでしたのでサービスの一環で全体に施工したものです。
磨いたbB


例2)
こちらは初代カローラフィールダーの赤色のドアミラーです。紫外線の影響で艶がすっかり無くなっています。端部には何かにぶつけたような白い跡もあります。
この程度であれば軽く磨いてあげるだけで艶を出すことができます

磨く前のミラー


半分磨いたミラー半分だけ磨いてみました。艶が出てきているのがおわかりになると思います。


磨き後のミラー下が磨いた直後の写真になります。傷も取れて、艶も復活しました。
しかし、残念ながらこの艶を維持する事はできません。塗装のチョーキング(白ぼけ)が発生した塗膜はまたすぐに紫外線によって同じように艶が無くなっていきます。
そこで今度はその艶を維持する為にコーティングが必要になってきます。



■コーティング

コーティングには様々な種類がありますが、当店はガラス系溶剤を使ったコーティングのみ取り扱っています。
コーティング剤はボディの塗装面を薄皮一枚のガラスの被膜で覆う事によって艶をさらに引き出し、デリケートな塗装面を紫外線や傷から守る役目を負います。

塗装を爪で引っ掻くと簡単に傷ができてしまいますが、ガラスは引っ掻いてもそうそう傷にはなりません。車を屋外に置いていると紫外線で艶が無くなりますが、ガラスは常に紫外線にさらされていてもその透明度はそうそう変わるものではありません。

一度塗れば完全に全てを防ぐという性質のものではありませんが、大切な愛車を少しでも長く美しく維持したいならコーティングはかかせません。

コーティングの施工時間・入庫に関しまして、完全予約制とさせていただきます。

塗りムラがあるとそのまま硬化してしまいますので、施工には細心の注意を心掛けます。
また、施工にそれなりにお時間が掛かる上、完全に硬化するまで1日放置時間が必要になりますので入庫から最低丸2日いただきます。
遠方からコーティングのみ施工を希望の方は朝に来ていただければ夕方にお渡しする事は可能ですが、予約状況等ありますのでご連絡ください。また、初期硬化のみ完了した時点でのお渡しになるので、その後の保証については相談させてください。

研磨作業とコーティングを同時施工される方は最低丸3日お時間を頂戴いたします。代車もございますのでお気軽にご相談ください。